アドバイザリーボードリポート

各分野の有識者を招いて行われた意見交換会

「MoneyConnection® ニート予防をめざした金銭基礎教育プログラム」の開発にあたっては、ニート研究・教育・金融の専門家で構成されるアドバイザリーボードや高校の先生から貴重なご意見をいただきました。さまざまな分野で活躍されている有識者のアドバイスとプログラム開発のプロセスをご紹介いたします。
アドバイザリーボード参加者一覧 ※ご所属、お役職は2006年現在のものです。
玄田有史
東京大学社会学研究所/教授
井村良英
NPO法人ひらおだい自然塾キャリア支援担当
海宝賢一郎
ファイナンシャルプランナー
永冨奈津恵
フリーライター
日置律子
中小企業診断士
樋口明彦
法政大学社会学部社会学科/専任講師
村上徹也
社団法人日本青年奉仕協会/調査研究主幹
 
 

お金を通して、高校生に何を伝えたいか? さまざまな意見の中から、プログラムのカタチが浮かびあがってきた。

日本の道徳教育の中でタブー視されてきた「金銭教育」。そのプログラム開発は、まさにゼロからのスタートだった。目的、ターゲット、プログラムの提供方法、メッセージ、一つひとつ明確にするため、各分野の有識者を招いた意見交換会を数回開催し議論していった。

「お金を知ることを、将来の希望につなげることはできないか?」「お金は必要なものだけれど、『お金至上主義』という誤解を与えないか?」「将来をリアルに考えるきっかけにするには、どうすればいいか?」…さまざまな意見が飛び交う中で、一つの大きな方向性が生まれた。

わたしたちの提供する「金銭基礎教育」プログラムは、今までの株や投資・経済などをテーマとした金融・金銭教育とは異なるアプローチで高校生がお金をリアルに感じさせるものにすること。

さらに議論を重ねた結果、「生活」と「働くこと/稼ぐこと」のバランスを考えさせるプログラムと、モノの価値と価値の相対性から自分自身の価値観にアプローチするプログラム。2つのプログラムが開発されることになった。伝えたいのは、「生きるためにはお金がかかる」「稼ぎ方には多くの選択肢があり、その違いを知り選択するのは自分たちだ」といった基本的だけれども若いうちに知っておいてほしいこと。

「楽しめる」プログラムであること。 知識を教えるのではなく、「気づき」を与えること。

写真2方向性は決まった。しかし、それを実現する手法は一つではない。

MoneyConnection®事務局では、「育て上げ」ネットが高校生を対象に実施した「生活費を知ろう!」ワークショップや、新生フィナンシャルのキャリアメンタリングプログラムの経験をもとに10以上の素案を作り、有識者からの意見を振り返りつつ検証を続けた。

プログラム開発のポイントは「高校生が楽しく参加できること」、そして「教えるのではなく、高校生自身が考え、気づくプログラムであること」。結果、今までの高校の授業とはまったく違う、ワークやディスカッションをとり入れたプログラムとなった。

できあがったプログラムは、アドバイザリーボードで検証された。有識者が生徒役となり、ワークやディスカッションに取り組む。ここで問題となったのは、ディスカッションを体験したことのない(であろう)高校生が、自ら意見を言う、考えるためのナビゲーションが必要であるということ。

有識者や高校の先生からのアドバイスをもとに、教材・プログラム・講師養成マニュアルをさらにブラッシュアップ。有識者の意見がギュッとつまった、まったく新しいプログラムが完成した。

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