東京都立第一商業高等学校

●実施日:2007年3月22日 ●学年:1年生 ●人数:約180名 ●時間:100分


お金は大切。でも収入と生活のバランスも大切

東京都立第一商業高等学校で行われたのは、2時限を使った100分のプログラム。3クラス同時開催のため生徒約180名、講師3名、新生フィナンシャルの社員12名を含む15名のファシリテーターが参加しての大規模な授業となった。

まずは一人暮らしの生活コストを考えるプログラムから授業が始まった。「20万の生活費で家賃が12万だったら他を随分節約しなきゃいけないね」と問いかけるファシリテーター。相場感覚が養われている生徒が多かったが、講師から発表される金額に驚きの声が上がる。「税金や保険などが思っていたよりも多くかかる。一人暮らしって大変」という気づきがあったようだ。

稼ぎ方/働き方から生活をシミュレーションするワークでは、「月収カード」の金額に一喜一憂。しかし、プログラムが進むと生徒たちの意識に変化が起きる。収入が多くても労働時間が長いと、自分の時間がない。家族との時間も持てない。「月収30万円でも、1日10時間も働いたら死んじゃうよ」「お金がこれくらいでも、遊ぶ時間があるからいいかな」…自然にディスカッションが始まる。生徒たちは、収入と生活のバランスの大切さを意識しはじめたようだ。

「今」と「将来」はつながっていることを実感

小休憩の後に、モノの価値と自分の価値観を考えるワークが始まる。必要なもの・あればいいものを考えるワークでは、高校生らしい価値観がとび出す。「スーツなんて着ないし、いらないよね」という生徒に、ファシリテーターが「でも、会社にはジーンズでは行けないよ」と話しかける。新生フィナンシャル社員のスーツ姿を見て、考え込む生徒。今必要なものと、将来必要になるものは違う。大人にとってはあたり前のことだが、「将来のことを考えるのは、まだ先でいい」と考える高校生にとっては、新鮮な驚きがある。

今回のプログラムでは、「稼ぐこと」と「使うこと」についてのワークを行ったが、生徒からの感想には「貯金も大切」「貯めてから使わないといけないと思った」などのコメントが多く見受けられた。「稼ぐこと」「使うこと」を考えさせることで、「備えること」の大切さを気づかせることができたようだ。

このプログラムを通して、生徒たちは今の自分の行動が将来につながっていくことを感じ、「今何をするべきか」をゆっくりと考えはじめた。

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2017年5月31日現在

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